ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 監督 エドガー・ライト

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学生時代につるんでいたゲイリー(ペッグ)、アンディ(フロスト)、オリヴァー(マーティン)、スティーヴン(パディ・コンシダイン)、ピーター(エディ・マーサン)の5人組。町のパブを一晩で全部巡るという挑戦をして果たせず、それを大人になってから再チャレンジして、ラストのパブ「ワールズ・エンド」を目指すというストーリーです。

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みんな定職につき、結婚して落ち着いた生活をしているというのに、ゲイリーだけは昔と全く変わらず子供のようです。再チャレンジを持ちかけたのももちろんゲイリー。ゲイリーのせいで散々な目に遭ったメンバーもいて、すぐにはOKしなかったのですが、結局丸め込まれて、故郷の町に集合します。
とにかくおペグさんのはっちゃけ振りがスゴイ(笑)こんな大人いたら困るな、っていう典型を、マシンガントークとリズムに乗った身振り手振りで、楽しそうに演じてます(笑)

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オリヴァーは不動産業ですが、「ファーゴ」でマーティンが演じた役は保険業でしたっけ?確か。シュッとスーツを着こなせば、ごく普通のサラリーマンに見えるところがマーティンですね。妹のサム(ロザムンド・パイク)は昔ゲイリーと一度だけの関係があり、それがいまだに有効だと思ってるゲイリーが^^;
ゴーン・ガール」の記憶も新しいロザムンドさん、思わぬ所で(笑)化粧もおとなしめでだいぶ雰囲気が違うのですが、特徴的な顔立ちですぐ分かりました。

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この映画、途中までは青春映画っぽいストーリー展開なのですが、途中からがらりと変わります。4軒目のパブで、トラブルになった相手の首がすっぽ抜けて中から青い液体が!実は、いつの間にか町は侵略され、住人から取り込んだDNAを使って作られたニセ者に取って代わられていたのです。
この唐突な話の転換は、バンデラスが出ていた「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を思い出します。

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侵略に気づいた5人ですが、ゲイリーが提案したのは「気づかないふりをして、相手を油断させるためにパブ巡りを続ける」というものでした^^;
どうしてそこまでパブ巡りにこだわるの?と思いますが、他のメンバーがそれぞれ堅実に何かを成し遂げているのに、ゲイリーには何もなく…。彼なりに、将来に夢を持っていたのに、全く思ったような人生を送れていない事が引け目だったんですね。パブ巡りを成功させる事が、彼にとっての自己実現なのかも知れません。

話はどんどんSF寄りに突っ走って行くのですが、最後までパブから離れないところがさすが英国ですね^^;
ゲイリーも相変わらずで、一安心?という感じです(笑)
ちなみにオリヴァーは途中からスゴイ姿で、そのまんま不動産業を続けているのがびっくりです(笑)

5人の会話、特にニッペグの掛け合いが楽しいのでおすすめです^^
最後に、かっこいいポスター集を見つけたので貼っておきます♪

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