スマウグインタビュー全訳

全訳して下さっている神様発見! ありがとうございます^^
 
 
コルベア「今夜のゲストは、その鱗は盾十枚に相当し、その歯は剣のように、その爪は槍のように、大なること雷鳴のごとく、羽ばたくこと嵐のごとく、息吐くこと死のごとし、って彼の燃えやすいプロフィールはおいといて……スマウグです!ようこそ、第三紀最後の偉大なる火竜スマウグ!さあ、スマウグ、どこにいるのかな?」
 
==壁をぶち抜いてスマウグ(の首)が登場==
 
スマウグ「災厄のなかの災厄、最も偉大なる主がおいでだそ」
コルベア「スマウグ、皆さん。いいかい、僕は怖がっちゃいませんよ。スマウグにはインタビューしづらいとか、時折ホストを食べちゃうなんて評判があってもね」
スマウグ「私は大食いでな、スティーヴン。だが、心配はいらない。これが今日最後のインタビューで、既に『The View』の女性たちで満腹なのだ。おお、彼女たちはご馳走だったとも」
コルベア「ええーと、それなら良かった。難攻不落のスマウグ、おいでいただき光栄だ」
スマウグ「そうだろうとも」
 
コルベア「僕らには多くの共通点があるのでは。二人ともゲーテッドコミュニティに住んでいるし、金をベッドにして眠る自立的な保守派だ」
スマウグ「そのとおり!今こそ金本位制に戻るべきなのだ!イエー!2016年にはランド・ポールを大統領に!」※ポールは共和党議員。ティーパーティからの支持が高い。
 
コルベア「君の履歴にいこうか。現在、数百歳。デールを破壊し、エレボールのドワーフたちを捕えたと。全て偉業だ」
スマウグ「ありがとう」
コルベア「なのに、この映画でもまだ悪役を?」
スマウグ「典型的なハリウッド式リベラル贔屓のせいだ。この街では保守が良い役を得るのは難しい。だから、ケイシー・グラマーと私は、いつも同じ役柄なのだ」
 
コルベア「ドラゴン・カードはどう?悪者じゃないドラゴンも出てくるけど」
スマウグ「同情などいらん。私は本物のドラゴンについての話をしているのだ。『ゲーム・オブ・スローンズ』のカリーシに鞭打たれるトカゲどもについてではなくな。神よ!なんと不快な!」
 
コルベア「じゃあ、『ヒックとドラゴン』のトゥースレスは?あれはヒーローだ」
スマウグ「違う。あいつは囚われたうえに薄汚い子供を背にのせることを許した。トゥースレス(歯なし)というより、ボールレス(玉なし/臆病者)だ」
 
スマウグ「俺は昔ながらのノタクリ野郎、マジに生きろYO!ドラゴンらしくBOOM!俺こそがオリジナル・レーダー!簒奪者とは俺のこと!お宝はいただくぜ!お前らのミルク・シェイクを飲んでやる、Hiiiiiiss!」
コルベア「OK、分かったよ。落ち着いて、落ち着いて」
 
コルベア「あの小さい男を探していた時のことだけど、つまり、君はビルボを殺そうとしてた?違う?」
スマウグ「こちらが訊きたい、スティーヴン。もし、お前の家にパーカーのフードをかぶった奴が侵入したらどうする?私は自衛しただけだ。何か問題が?」
コルベア「いやいや、ないよ!」
 
コルベア「新作の『ホビット:決戦のゆくえ』について話そうか。映画は原作本どおりの展開に?」
スマウグ「私は実際に原作を読んでいないから、ネタバレはなしだ。頼むよ」
コルベア「へえ、そうかい?だったら、君がここにいるってことこそ結末の……だと思うけど。それに映像もあったと思うし、観てみる?」
スマウグ「何の話をしているのだ?気に入らん。どんな映像かなど知らん。何てことだ。顔が熱い。誰も殺さずに顔を隠すにはどうしたらいい?」
コルベア「ジミー、映像を」
 
==予告映像==
 
コルベア「ワオ、クールだ。君はスタントも自分でやったの?危なそうに見えたけど」
スマウグ「うむ、多少はな。だが、殆どはCGだ。セットの写真があったと思うが。モーション・キャプチャーは退屈なこともある。私は殆どの時間を棒に刺したテニスボールに反応することに費やした。そうだ、まだオーランド・ブルームの話をしてなかったな」
コルベア「それはいいよ」
 
コルベア「本当のスマウグについて話しても?」
スマウグ「今、スモッグと言ったか?」
コルベア「スマック?違いが聞き取れないな」
スマウグ「じゃあ、単に“ダチ”と呼んでくれ」
コルベア「ダチ、君はずっと非常に貪欲で冷酷だと言われてきた。本当はどう感じている?」
スマウグ「たまらなく温かい気持ちになる。誰がそんなことを?ピーター・ジャクソンか?」
コルベアトールキン教授」
スマウグ「誰、それ?」
コルベア「もういい、忘れてくれ」
 
コルベア「それでは、最後に何かお知らせがあればどうぞ」
スマウグ「そうそう、『シャーロック』の出演依頼を受けた。勿論、断ったぞ。誰があのハック・カンバーバッチの二番手などやりたいものか」
コルベアマーティン・フリーマンは気にしないようだけど」
スマウグ「ふん、あいつは安い男だからな。たいして食わなくていいのだろう。小さな、可愛い、マーティン。小っちゃい、小っちゃい、小っちゃい男」
コルベア「それでも、君より賢いんじゃないかな?」
スマウグ「フー」
コルベア「ビルボさ、彼は君を出し抜いた」
スマウグ「何だと」
コルベア「ほら、映画二作目で、君がビルボを弄んで、彼に背を向けたシーンだよ。死に方を選べって感じでさ」
スマウグ「そんな意図ではなかったが、続けろ」
コルベア「いいや、そうさ。で、ビルボが指輪を外して消えたら、君ったら『えっ?えっ?』って感じだった(笑)」
スマウグ「いいとも、スティーヴン。我らが種族はお前に言わなかったか?」
コルベア「何を?」
スマウグ「生きたドラゴンを笑うなかれと!マザーファ(ピー)」
 
==スマウグが炎を吐いて暗転==
 
スマウグ、かなり政治に興味があるようです(笑)
ラストのビルボについての会話は初めて知りました。面白いですね^^
 
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