ホロウ・クラウン シーズン2 最終話

早くも最終回です。ベネさんがもっと観たかった!
ネタバレありますのでご注意下さい。

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リッチモンド伯(ヘンリー7世)の挙兵と、側近の裏切りにより、ピンチに立たされたリチャード3世。幻影に悩まされながらも、さすがこの時代の王、彼の頭にあるのは戦いあるのみ!
ついにボスワースの戦いの火ぶたが切って落とされます。

リチャードの側近の1人スタンリーはヘンリーの義父であり、リチャードから忠誠心を疑われます。息子の1人をリチャードに人質にとられ、表向きは従いますが、実はヘンリーと連絡をとって、寝返る計画を立てていました。

戦いに向かう道中に、リチャードの母親と、兄エドワードの妻、ヘンリー6世の妻が待ち伏せをしていました。母親は、次男と孫を殺したリチャードを憎んでいて、リチャードを生んだ事を嘆き、呪詛の言葉をまき散らします。
確かにもっともな感情なのでしょうが、その言葉がほんとにひどくて;;そんなにひどいことを言われているのに、母親に暴力をふるったりはしません。愛されていないと知っていて、それでもきっと愛情を求めていたんだろうなと思います。

リチャードはエドワードの妻と二人きりになり、娘のエリザベスと結婚させてくれるように頼みます。敵と2人で山奥に向かって歩いて行くって不安じゃないのかしら^^;
話しているうちにその気にさせてしまうって、どれだけ話術が巧いのか(笑)しかも、娘に送るっていう名目でちゃっかりキスまで^^;これってアンの時と同じじゃないですか。結局エリザベスはヘンリーと婚約してしまうのですが。
史実では、リチャードの妻アンは病死ということなので、アンを殺してしまったのは、シェークスピアがリチャードの悪人振りを強調しようとして作ったエピソードなんでしょうね。
このストーリーでも、アンが振り向いてくれたことを涙を流して感激していたというのに、殺してしまう事に違和感がありました。
エリザベスについては、弟2人が亡くなったために,エリザベスにも王位継承権があり、そのために近づいたようなのですが、エリザベスは清楚な雰囲気の美少女なので、そこも気に入ってたんでしょう(笑)

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いよいよ決戦です。
リチャードは先陣を切って敵軍を切り伏せて行きます。リチャードは斧を使っていたという説もあるようですが、ドラマでは剣でした。
奮戦するも、落馬させられ,兜と王冠を落としてしまいます。
実際のリチャード3世の頭蓋骨には、致命傷となった傷が2カ所あるので、おお、史実通りに兜が脱げたなあと思っていたら、頭部への打撃は結局なしでした^^;

ここで出ましたね!「誰か馬をよこせ!余の王国をくれてやる」
有名な台詞です♪吠えるリチャードがかっこいいです。
最後はヘンリーとの一騎打ちです。不自由な体ながら重い鎧を身につけ、泥だらけになって最後まで戦うリチャードの姿、見惚れました。

ヨーク家の最後の王リチャードが戦死したために、30年間に及ぶ薔薇戦争はランカスター家の勝利となり、ヘンリーはヘンリー7世として即位する事になります。

主役の期間は短かったけど、もう見所いっぱいで、ベネさんの魅力満載でした。また最初から観直したいです^^