ホロウ・クラウン シーズン2 第6話

リチャードが不敵な笑いを見せて終わった第5話ですが、第6話から本格的な暗躍が始まります。
5話の10年後ということで、リチャードは短髪にしちゃってます。残念^^;
ネタバレありますのでご注意下さい。

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エドワード4世が、不摂生がたたって病に倒れます。リチャード(この時はグロスター公)は王と次兄のジョージの仲を裂こうと、ジョージが謀反を企んでいるという噂を流します。それを鵜呑みにしたエドワードは、ジョージを幽閉します。

リチャードの、悪意に満ちたカメラ目線でのモノローグが迫力ありますね~。まるで舞台を見ているようです。

湾曲した背骨と鍵型に曲がった左腕を見せつけた上半身裸のシーン、特殊メイクがすごかったです。容姿のせいで、人並みの幸せを諦めかけている彼の心情、せめて王位を…という思いが痛いほど伝わってきます。

前王ヘンリー6世の王子と結婚していた未亡人のアンは、ヘンリー6世の墓の前で、殺した者たちを呪っていました。
そこに現れたのがリチャードです。リチャードは美しいアンの姿に魅了されて、彼女に思いを伝えます。アンにとっては義父と夫のかたきになる男なのに、リチャードの真摯な思いが彼女の心をとらえるのです。
まさか彼女が自分に振り向いてくれるとは…と、涙するリチャードが切ないです。

リチャードは、エドワード4世の一時の気の迷いをとらえて、王の命令だったから…とさっさとジョージを始末してしまいます。
ジョージを幽閉したのは間違いだったと考えていたエドワードは、弟の死を聞いてショックのあまり病を悪化させてしまうのです。

もう、とんとん拍子にリチャードの計画通りに行ってますね。
エドワードの王子はまだ幼く、リチャードは摂政としてこれから権勢を振るうのでしょう。

悪いやつなんですが、切なさも垣間見せるベネさんの演技に酔いしれます。大好きなシェークスピア劇を生き生きと演じる姿、ベネさんの真骨頂だなと思います。
第7話も早く観たい!です^^