SHERLOCK4 E3

ついに観ましたE3。相変わらず英語がよく分からないので、たぶん…って感じであらすじ&感想書いてます。
ネタバレ回避の方はご注意下さい。
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いきなり小さな女の子が飛行機の中、眠りこけた乗客、乗務員の中で一人ぼっちという場面から始まります。死人ばかり乗せたボンドエアーを思い出しますね。

場面は変わってマイクロフト。不気味な洋館の中でこちらも一人。走り去る女の子の姿と聞こえてくる声にマイクロフトは恐怖を感じます。傘の仕込み剣(さすが傘兄)を抜いて歩いているとピエロに襲われ…。
実はシャーロックとジョンが仕組んだことでした。マイクロフトがユーロスのことを知っていたのか試そうとしたのです。
ジョン、どうやって切り抜けたのか元気でしたね。

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3人はユーロスについて話すことに。マイクロフトは、シャーロックの精神状態を把握することで守っていたと話します。シャロは全く彼女のことを覚えていませんでした。
海賊帽をかぶったかわいい子シャロ、ぽっちゃりマイクロフトの映像を挟みながら3人の会話は続きます。マイクロフトの表情から、子供の頃からユーロスを恐れていたことが感じられます。
マイクロフトは、ユーロスが自分の筋肉の動きを見るために腕を切り裂くような子供だったこと、Redbeardを溺死させたことを話します。
両親がユーロスをどうするか話し合っている時、彼女は屋敷に火をつけます。

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彼女は、遠く離れた孤島で拘束されることになります。それがシェリンフォードです。
人の名前じゃなかったですね。一説にはお母さんの旧姓がシェリンフォードということなので、その名字を名乗っているのかな?と思っていたのですが。
それにしても、いきなり孤島だったのでしょうか。普通はまず近くの施設に入れますよね。もしかして他にもいろいろ犯罪をやってたとか?
あと、ユーロスが放火した時はマイクロフトもまだ子供だし…そんな孤島につてがあったとは思えないんですが。この辺り詳しい説明があったのかも。

その時、「むすんでひらいて」の歌と共にドローンが部屋に現れます。そこにはグレネード弾が…。部屋から飛び出して無事でしたが、221Bの部屋はめちゃくちゃに。
原典でも221Bは放火されるので、それに倣っているのですね。

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3人は変装してシェリンフォードに乗り込みます。まあ、ほんとに変装してるのはマイクロフトだけでしたが(笑)ニットキャップのシャロが新鮮です^^
シャロはユーロスと再会しますが、彼女は人心を掌握するすべを心得ていて、今では施設に君臨していたのです。だから出入りも自由で、シャロやジョンに会いに行けたわけです。
そして危険なゲームを持ちかけてきます。このゲームが、モリアーティが前に「大いなるゲーム」でやっていた、人の命をかけたゲームと似ているのですが、もっとタチが悪いです。ある人の命を助けるために他の人間を殺せというような、究極の選択を迫ってきます。
推理形式のゲームもあるのですが、正解しても人質は殺されてしまい、まだモリアーティの方がましです。

モリーに愛の告白をさせろというゲーム、これが予告の「I love you.」だったのですね。これ、いろんな意味でドキドキしましたが、後でモリーとどういう経過になったのか知りたいです。モファティス、シャロとモリーの微妙な距離感好きなんでしょうね。けっこう二人を絡めて来ますから。ただ、もうちょっとモリーの気持ちを考えてあげてほしかったです。

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白眉は、シャロにジョンかマイクロフトのどちらかを殺せと命じるシーンです。
マイクロフトは、自分を撃たせるために、わざと「ジョンを撃て」とシャロに言います。ジョンを撃てないのを知っているからです。ここの「花はいらない」っていうマイクロフトの言葉が泣けます;;
当然シャロはどちらも撃てず、自分を撃とうとします。ユーロスはシャロには死んで欲しくないけど、マイクロフトのことはどうでもいいんですね^^;自分にとってライバルだからでしょうか。

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ユーロスはジョンを井戸の底につなぎ、水を流し入れて殺そうとします。そしてシャロは最後のパズルを解いて、ジョンを助けようと必死になります。

合間合間に、始めに登場した飛行機の中の女の子の声が部屋に流れ、シャロは彼女を助けようと声をかけていました。でも、実は女の子はユーロスのマインドパレスだったのです。
独りぼっちで手を差し伸べてほしがっているのが、彼女の本当の姿でした。
ユーロスは、子供時代のシャロの親友ヴィクターを井戸に閉じ込めて殺してしまいました。ヴィクターこそRedbeard、本当は犬ではなく、人間の男の子でした。シャロは妹が親友を殺したことを知り、ショックで妹のことを記憶から消し、ヴィクターのことも犬に置き換えてしまったのです。これがドラマを通してずっと謎だったRedbeardについての秘密です。
ユーロスはシャロをお気に入りって言ってました。ヴィクターを殺したのは嫉妬?

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シャロはパズルを解いて彼女を見つけ、独りで震えている彼女をそっと抱き寄せます。
子供の頃の親友を殺し、今の親友も殺そうとしている妹に対して、またも聖母ですね…。でも、ジョンの命がかかっているので、彼女の心を解きほぐす必要があったのかも知れませんが。

ところでモリアーティが島に上陸するシーンがありましたが、これは残念ながら?過去のシーンでした。後で出てくるのも、録画した映像ばかりでした。モリアーティが、彼女の犯罪を前もって手助けしてたわけです。

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助かったジョンが毛布を巻いてるシーンで、シャロ、やっとグレッグの名前覚えてましたね(笑)グレッグがシャロのことを警官にすごく褒めてるのもいいなあと思いました^^

シャーロックは、ユーロスの元を何度も訪れ、彼女とバイオリンの合奏を通して心を通わせます。
私はこのシーンを観ていて、篠田節子さんが書いた小説「ハルモニア」を思い出しました。脳に障害をもつ女性がチェロを弾く天才的な技術を持っていたけれど、それはただのコピーであり自分の音楽ではありませんでした。二人の音楽家が、音楽を通して交流し、自分の音楽を見つけていく物語です。
ユーロスも本当の自分を素直に表す表現方法を知らなかったのでしょう。ですが、音楽がその手段となってくれるかも知れないと思えた、美しいシーンでした。
両親がマイクロフトと共にユーロスの元を訪れ、彼女のバイオリンを聴くところ、良かったです。お母さんがマイクロフトの手をにぎるところも;;

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ただ、どんな理由があるにせよ、ユーロスのしてきたことはひどすぎるなあ…と。普通だったら当然死刑になってるレベルですよね。心神耗弱により無罪?マイクロフトの力で…ってそれでいいんでしょうか。
シャロもやはり家族としての情があるのでしょうが、納得できないものも感じます。
原典にないホームズ兄弟の妹、というキャラクターの存在自体、好きになれないのかも^^;

シャロ、「いつでも連絡してくれ」ってメールしてましたね。相手はアイリーン?
何だか前向きになってるじゃないですか(笑)
ロージーを抱っこする表情、あれはベネさん?(笑)シャロも感情を素直に出せるようになったのかも知れませんね。二人でこれからロージーを育てて行くんでしょうか。ジョンも221Bに戻って来たみたいですし。

メアリーが言う最後の台詞…シリーズの決め言葉と共にボーイズが駆け出してくるなんて、あまりにも最終回ぽいじゃないですか;;
絶対続きがあるって分かってるクリフハンガーが懐かしいです。もとのボーイズに戻ったことだし、ぜひまた「Game is on!」の台詞と共に新しい事件に乗り出してほしいです。
S5楽しみにしてます!

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