マイティー・ソー バトルロイヤル  監督 タイカ・ワイティティ

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WOWOWであったのを録画してたのを観ました。初見です。
完全ネタバレなので、未見の方はご注意ください

アスガルドにいると思った父神オーディンはロキが化けているニセ者であることを知ったソーは、父親の行方を探します。それを教えてくれたのはドクター・ストレンジでした。実は、ベネさんがこの作品に出ているということをすっかり忘れてて、出てきたの見てびっくりしました。そう言えば前にソーとお茶を飲みながら話すシーンがアベンジャーズのエンドロールに挟まれてましたね。ロキも飛び入りしてきたのは嬉しかったです。ベネさんとトムヒ、ひさびさの共演!
わずかなシーンでしたが、とても印象的な出演シーンになっていました。
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オーディンノルウェーにいることを知り、父の元を訪ねるソーとロキ。オーディンは自分の死を予感して、二人にアスガルドの危機を知らせます。
そして息子2人に「愛している」と言い遺して消滅します。呼びかけが「サンズ」と2人に向けられていることに、ロキは反応してましたね。実の息子でなくても愛されていたんだと実感したことが、この作品でのロキの行動の源になっていたのかも知れません。
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実はソーには実の姉ヘラがいて、あまりに凶暴なので、オーディンによって幽閉されていたのですが、自分が死ぬと解き放たれてアスガルドが狙われる、というのがオーディンの語ったことでした。
ソーとロキはアスガルドを守るために協力することを話し合いますが、今ひとつ調子が合いません。そんな中、ヘラがアスガルドについに進入し、大暴れします。
この時、出ましたねー。浅野忠信さん演じるホーガン。戦死しちゃいますがちゃんと台詞もあります。
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ソーも応戦しますが愛用のハンマームジョルニアをヘラに破壊されてしまいます。ソーは、ビフレストでヘラに吹き飛ばされ、流れ着いた先でヴァルキリーの捕虜になって闘技場に送られます。ここでクレイジーな博士に髪を切られてしまうのは残念。ソーの長髪大好きだったのに…。

その闘技場で一番強い敵はなんとハルクでした。そう言えば、ソーとハルクがアベンジャーズに出られなかったことをぼやくミニシーンがありましたね!この撮影とかぶっていたんでしょうか。
ハルクに自分が友達であることを思い出させようとさまざまに話しかけますが、ハルクは攻撃してくるばかり。その後も2人の通じ合わないやりとりには笑ってしまいます。
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ところでロキは、素直に協力するような態度も見せながら、隙あらば裏切ろうとして、ソーを呆れさせます。それでこそ悪戯の神ロキですよね。ただ素直なだけのロキじゃ面白くありません。
ハルク、そして味方に付いたヴァルキリーの3人でアスガルドに向かうソー。そこではヘイムダルが民を逃がそうと孤軍奮闘していました。そこに宇宙船に乗ってかっこよく現れたのがロキです。ロキは逃げてきた民を宇宙船に誘導して助けます。いやー、ロキらしい目立ちたがりの行動がいいですねー。でも、実はロキもアスガルドの民を愛していたんでしょうね。
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ソーはヘラとの戦闘で右目を失い、ムジョルニアがないことと、アスガルドまで失われそうなことにで心折れそうになりますが、オーディンの幻影から「アスガルドとは場所ではなく民だ」「おまえはハンマーの神なのか?」と諭され、民を守るために雷神の力を発揮します。この時のソー、カッコいいですね-。
しかし、圧倒的な力を持つヘラの前に為すすべがありません。そこでソーは炎の巨人スルトをわざと復活させてラグナロクを引き起こし、アスガルドと共にヘラを葬ります。
そして、ソーは民たちや仲間達に正式に王と認められ、アスガルドの王に即位します。
ソーは目的地を地球にすることを宣言します。
最後にソーとロキが地球での自分の人気について気にして話し合うのが爆笑です(笑)

親子愛、兄弟愛?、郷土愛、民への愛なども感じられる、シリーズの中でも一番見応えのある作品になっていたように思います。
でも、アドリブが多い作品ということで、ソーとロキ、ソーとハルクの会話などユーモラスな所も多かったです。

ところで、何で邦題「マイティー・ソーバトルロイヤル」なんでしょうね?「ソー・ラグナロク」の方が絶対いいのに。北欧神話が元だということを踏まえれば、ラグナロクは外せないでしょうに。バトルロイヤルって感じでもなかったのに。ラグナロクって言葉が一般的じゃないと思われたのかな?でもゲーム世代には通用する言葉のような気がします。
そして、シリーズもまだ続きそうな終わり方でひと安心です。